1991年 セルジンガー法によるPDカテ留置はBryn Mawr Hospital PennsylvaniaのAnthony R. Zappacostaらによって紹介され(ASAIO transaction 1991; 37: 13-15)、東南アジアでは90%、アメリカでも50%程度、私も症例を選択して行うこともあります
とくに目新しい手技ではないのですが、シースやガイドワイヤーの医材請求ができないので、やり慣れた小開創法でささっとやってるのが現状です セルジンガー法の欠点として ①穿刺角度45度程度なのでカテーテル寝かせることができないため位置異常がおきやすいかも(論文上は大丈夫となっているが・・・Percutaneous versus surgical insertion of PD catheters in dialysis patients: a meta-analysis JVA 2015 16(6)498-505) ②だからカテーテルはストレートよりコイル型が無難? ③下腹壁動静脈損傷時の止血操作が小開創と違いすぐにはできないので術前抗凝固剤中止が必要? ③巾着縫合を行わないのでUrgent start PDが難しい?ピールアウェイシース16→14Frなら大丈夫? このあたりは症例数を重ねるとわかってくるでしょう いずれにせよ、医材請求できる挿入キットが発売されれば、セルジンガー法は日本でもかなり普及するのではないでしょうか おまけ シリア人のアメリカカルフォルニア在住Dr Entabiさんのベンチャーが発売しているキット Entabi PD Pack https://www.entabiinnovation.com/peritoneal-dialysis-kit島田市民病院腎臓内科さんのエクセレントなユーチューブ動画
手技動画 https://www.youtube.com/watch?v=jTWvmv9HHWk
補足説明 https://www.youtube.com/watch?v=ClN1yft5zZA
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