2024年12月23日月曜日

アシステッドPDの実施者はカナダ・イギリス・中国では研修を受けたヘルパーも可能

 アシステッドPDの実施者はカナダ・イギリス・中国では研修を受けたヘルパーにも認めています(添付 世界のアシステッドPD)


日本でも10年以上前は行なわれていたヘルパーさんによるバッグ交換など腹膜透析の手技は医業に当たるとの厚労省の指導があり行なわれなくなって久しいです 喀痰吸引等3号研修を参考に、研修を要件に実施可能にしてはどうか、との声がでてきています 喀痰吸引について調べると、資格ビジネスの匂いがプンプンしており、費用や時間を誰が負担すべきなのか課題もあるようです 参考になると思いまとめておきました 【介護職員等による喀痰吸引・経管栄養実施について】 介護職員等による喀痰吸引等の実施が法制化に至るまでの背景には、近年の人口構成の高齢化にともなう在宅・施設での医療ニーズの増大と同時に医療を提供する者が不足しているという、相反する二重の課題があった。 平成15 年に在宅におけるALS 療養者に対する家族以外の者による喀痰吸引を一定の条件の下で実質的違法性阻却論によって容認した。 平成16 年に特別支援学校,平成17 年に在宅療養者・障害者,平成22 年に特別養護老人ホームにおいて,それぞれ喀痰吸引・経管栄養の一部の実施も容認されてきた。 平成22 年7 月に「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための制度の在り方に関する検討会(座長:大島伸一)」が設置された。当検討会の検討および試行事業を経て 平成23 年6 月「介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律」が公布 平成24 年4 月に社会福祉士及び介護福祉士法の一部改正によって,介護福祉士等の介護職員等が一定の要件の下で業として喀痰吸引等を実施することができるようになった。 喀痰吸引等の研修とは、「たんの吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)」と「経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養)」を行える介護職員等を養成するための研修。 基本研修と実地研修に分かれていて、両方修了することで、医師の指示や看護師との連携のもと「たんの吸引」「経管栄養」が実施できるようになる。 第1号研修 喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気切カニューレ内部)と経管栄養(胃ろう・腸ろう・経鼻) 不特定多数の利用者に対する行為 第2号研修 喀痰吸引(口腔内・鼻腔内)と経管栄養(胃ろう・腸ろう) 不特定多数の利用者に対する行為 第3号研修 喀痰吸引(口腔内・鼻腔内・気切カニューレ内部)と経管栄養(胃ろう・腸ろう・経鼻) 特定の利用者に対する行為 研修費用 第1号研修 80,000~200,000円 第2号研修 80,000~200,000円 第3号研修 25,000~60,000円 基本研修 第1号研修 50時間の講義と各セクションごとの演習 第2号研修 50時間の講義と各セクションごとの演習 第3号研修 8時間の講義と1時間の演習 実地研修 第1号研修 口腔内の喀痰吸引は10回以上、その他は20回以上 第2号研修 口腔内の喀痰吸引は10回以上、その他は20回以上 第3号研修 個々の必要な行為について、医師等の評価により受講者が知識・技能を修得したと認められるまで 指導者養成 第1号・第2号指導者 看護師または医師、保健師、助産師の資格を取得した後、5年以上の実務経験を有する者 医療的ケア教員講習会受講 1日(9:30-17:30) 18,000~23,000円 第3号指導者 看護師または医師、保健師、助産師の資格 自己学習を行い障害福祉課へ届け出するだけでよい 厚生労働省/「1介護職員等によるたんの吸引等(特定の者対象)研修の指導者用マニュアル」 ↓ http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kaigosyokuin/manual.html 参考資料 介護の資格最短NET 喀痰吸引等研修とは? https://www.acpa-main.org/topics/10.html 喀痰吸引等研修とは?研修の種類や必要な費用、日数について徹底解説! https://caretasukeru.com/kenshu/4344/ 厚生労働省 喀痰吸引等研修 https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/tannokyuuin/04_kensyuu_01.html 全国訪問看護事業協会HP 介護職員等によるたんの吸引等 https://www.zenhokan.or.jp/new/topic/tan/

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